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囲碁のルール

劫(コウ)というルール

コウというちょっと特殊なものを紹介します。
まずコウというのは何かというと同形反復禁止と呼ばれるものです。
黒が白石を取ったとして次にすかさず白が取り返した場合、形が白石が取られる前と全く同じになる場合白はすぐにはそこに打てず一回他のところに打ってからでないといけないというルールです。
はい、例の如く言葉ではよくわからないところもあるので図を見てみましょう。

例えば右上の場合ですが黒が[G6]に打った場合に白はすぐに[F6]に打ち返してはいけないのです。
理由としては白が[F6]に打つと黒が[G6]に打つ前と全く同じ形になってしまうからです。
もしこのルールが無い場合、黒はまた[G6]と打ち白もまた[F6]と打ってしまい堂々巡りで終わる気配はありません。
このようにずっと終わらないのであれば無勝負となってしまいますので、それを避けるためにコウというルールが考案されました。

そのコウですが上記にもあるように同形反復禁止なので、見た感じコウに見えるものでも打つ前と打った前で形が変わってしまっている場合はすぐに打ち返しても良いのです。
例としていくつかご紹介しておきますので違いを確認してみてください。

このように取られたところに打つのがダメなのではなく打ち返した結果にできた形が同じだとダメだということがわかりましたね。
ちなみに後半紹介したものは『ウッテガエシ』と呼ばれる手筋の一つです。
手筋については別のページで紹介しますので、そちらをお読み下さい。

囲碁のルール

INDEX
石の打てる場所・取り方
石の打てない場所
取られない石
劫(コウ)というルール
終局について
マナーについて